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和歌山県伊都郡九度山慈尊院832 TEL:073-654-2214  

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慈尊院国宝 弥勒菩薩像

世界遺産のお寺

















<国宝 - 弥勒仏坐像>
当院のご本尊「木造弥勒仏坐像」は、弘法大師空海母公の廟内、弥勒堂(世界遺産)に安置されています。

仏身、大きい円光背、八重蓮華座は、ほぼ完全な形で伝えられ、両膝前までを含んで桧の一木づくり、後頭部、躰部に内刳りを施し、背後をあてた彩色形であるが、雄偉な体軀をあらわす衣褶の明快な堀り口と頬から顎、大きい耳朶にかけての張りなど、平安時代の他の作例の中で異相の表現がされているといわれている。

裳前は後補部分であるが、寛平四年(891)、歳次壬子五月十九日造仏事巳了の墨書銘がある。造立年代と考えられている。

御本尊弥勒菩薩坐像は貞観 (平安時代)の代表的彫像で、昭和三十八年七月に国宝に指定。安置所の弥勒堂は昔から二十一年に一度桧皮屋葺替の際、ご本尊をお移しのために開扉されていた。現在でも二十一年に一度のみ開帳されます。

なお、弥勒堂は御母公廟重文指定。三問 (6.39m)、四面宝型造桧皮葺、内部は鎌倉時代、外部は宝町時代の修理と伝えられている。

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